フリーWiFi接続時のクレジットカード情報入力の落とし穴と対処法
フリーWi-Fiに接続時にクレジットカード情報を入力することにはリスクが伴います。
マルウェア感染やブルートフォース攻撃などにより、クレジットカード情報が漏洩して不正利用されることや、クレジットカードに登録されている個人情報ごとダークウェブマーケットで販売されてしまうことも・・・
情報漏洩のリスクを回避するために、フリーWi-Fiに接続時にクレジットカード情報を入力してしまった場合の対処法や、今後同様のリスクを避けるための方法を知っておくべきです。
すでにクレジットカード情報を入力してしまった人は、「すぐ行うべき対処法」をご覧ください。まだ実際には接続しておらず、フリーWi-Fiのリスクが気になっている人は、次のような対策が有効です。
- 公式アプリやウェブサイトの利用
- セキュリティソフトの活用
- VPN(Virtual Private Network)の使用
公式アプリやウェブサイトの利用を心がけていても、悪質なサイトや広告をうっかりクリックしてしまう可能性はあります。そのため、セキュリティソフトやVPNを利用したほうが安全でしょう。
なかでも、VPNはIPアドレスを隠し第三者からアクセス情報が見えないようにします。また、怪しい広告や悪質なサイトへのアクセスをブロックしサイバー攻撃を防ぐことができます。
VPNならフリーWi-Fi接続時のクレジットカード情報漏洩リスクを回避することが可能なので、外出や旅行、出張などでフリーWi-Fiを頻繁に利用する人は使用すべきです。
フリーWi-Fiでクレジットカード情報を入力してしまったときの対処法
公共のフリーWi-Fiは便利ですが、セキュリティの面で大きなリスクを伴います。特に、フリーWi-Fiを使用してクレジットカード情報などの重要な個人情報を入力する場合、その情報が第三者に盗まれる可能性があります。
万が一、フリーWi-Fiでクレジットカード情報を入力してしまったときには、以下の対策をすぐ実行しましょう。
クレジットカード会社への連絡
最初に、クレジットカード会社に連絡を取りましょう。カードが不正利用される前に、カードの利用を一時停止または解約することで被害を最小限に抑えることができます。
カード会社の緊急連絡先はカード裏面または公式ウェブサイトに記載されているので、すぐに連絡をします。連絡時には、カード番号や最後におこなった取引の詳細を聞かれることがあるので、わかる範囲で正確に伝えましょう。
カードの不正利用が疑われる場合には、不正利用された料金分の保証を受けることができる可能性があります。また、既存のクレジットカードを破棄し、新しいクレジットカードを発行してくれます。
不正利用履歴の確認
次に、オンラインバンキングや月次の明細書を通じて、クレジットカードが不正利用されていないか確認しましょう。
不正利用があった場合は、早急にクレジットカード会社に連絡をします。
もし履歴を確認した時点で不正利用がなくても、クレジットカード情報が第三者に盗まれてダークウェブで販売される可能性があるため、定期的に取引履歴をチェックすることで将来的な不正利用のリスクを減らすことができます。
オンラインアカウントのパスワードを変更
フリーWi-Fi接続をしてクレジットカード情報を入力してしまった場合、関連するオンラインアカウントのパスワードも変更しましょう。
特に、クレジットカード情報を使用して登録したオンラインショッピングサイトやサービスのパスワードは、すぐに変更してください。パスワードは複雑でユニークなものにし、定期的に更新してセキュリティを保つことが大切です。
パスワード管理ツールを活用しておくことで、安全かつかんたんにパスワードを管理することもできます。
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フリーWi-Fi使用時の情報漏洩に対する万が一の備え
公共のWi-Fiは便利ですがセキュリティが弱いです。悪意のある第三者による情報漏洩リスクに対し、万が一の備えとして以下の対策をおすすめします。
クレジットカードの利用限度額の設定
クレジットカードの利用限度額を設定することは、万が一情報が漏洩したときの被害を最小限に抑える効果的な方法です。
多くのクレジットカード会社では、オンラインや電話を通じて、一時的または恒久的に利用限度額の設定変更が可能です。日常生活で必要な支出を考えつつ、不必要に高い限度額は設定しないようにしましょう。
不正利用保険の確認と加入
クレジットカードには、不正利用が発生した場合に補償を受けられる保険が付帯していることがあります。しかし、保険の内容はカードによって異なるため、どのような条件でどれだけの補償を受けられるのかを事前に確認しておきましょう。
また、カードに保険が付帯していない場合や、より手厚い保険を求める場合は、任意での不正利用保険に加入することを検討しましょう。
情報漏洩を防ぐためのクレジットカード保護対策
クレジットカード情報の保護は、現代のデジタル社会において必須ともいえる対策です。
日頃からクレジットカードの不正利用を防ぐために、以下の対策をしておきましょう。
二段階認証の設定
二段階認証は、クレジットカード情報の安全性を高めるための強力な手段です。
通常のログイン情報に加えて、携帯電話へ送信される一時的なセキュリティコードの入力が求められます。あるいは、二段階認証アプリの認証コードを利用する方法もあります。
二段階認証の入力は手間がかかりますが、不正アクセスのリスクを大幅に抑えることができます。
クレジットカードの利用通知設定
クレジットカードの利用通知は、カードが使用されるたびにリアルタイムで通知を受け取ることができる機能です。
たいていのクレジットカードではモバイルアプリやオンラインアカウントを通じて、利用通知の設定をカスタマイズすることが可能です。例えば、特定の金額以上の取引や海外での利用など、特定の条件に基づいて通知を受け取るよう設定することができます。
クレジットカードの利用通知を事前に設定しておくことで、不正利用が疑われるときすぐに対応することができます。
不要なサービスへの情報入力を避ける
オンラインでの買い物やサービスの利用時には、必要最低限の情報のみを入力しましょう。
特に、信頼できないサイトやサービスへのクレジットカード情報の入力は避けるべきです。
公共フリーWi-Fiを安全に利用する方法
公共のフリーWi-Fiは、カフェや公共施設などで提供されている便利なサービスですが、セキュリティリスクが伴います。以下のように利用することで、安全に利用することができます。
公式アプリやウェブサイトの利用
フィッシング詐欺などのリスクを避けるため、公式アプリやウェブサイトの利用を心がけましょう。
不審なリンクやメールには注意し、アプリは公式のアプリストアから、ウェブサイトは信頼できるURLを直接入力してアクセスすることで安全にアクセスすることができます。
安全なウェブサイトの見分け方
安全なウェブサイトは、URLが「https://」で始まり、ブラウザのアドレスバーに鍵のアイコンが表示されています。これらはサイトがSSL/TLSによって保護されていることを示しており、データの暗号化がおこなわれているため、安全に利用できます。
一方で、「http://」で始まるWebサイトは、データ通信が暗号化されていないため第三者に情報漏洩するリスクが非常に高いです。絶対に利用しないようにしましょう。
利用が終わったらログアウトしてWi-Fi接続を切断
フリーWi-Fiの利用が終わったら、必ずログアウトしてWi-Fi接続を切断してください。これにより、不正アクセスやデータの漏洩を防ぐことができます。
また、デバイスが自動的に不明なWi-Fiネットワークに接続するのを防ぐため、自動接続の設定をオフにしましょう。
セキュリティソフトの活用
セキュリティソフトをインストールすることで、ウイルスやマルウェアからデバイスを守ることができます。また、不審なアプリのインストールを防ぐためにもセキュリティソフトの利用は有効です。
ウィルスバスターによるウィルスおよびマルウェア感染のブロックや、TeamViewerのようなリモートアクセスソフトによる不正アクセスのブロックで、クレジットカード情報を保護しましょう。
VPN(Virtual Private Network)の使用
VPN(Virtual Private Network)は、インターネット上の通信が暗号化し、IPアドレスを隠すことで外部からの不正アクセスやデータの盗み見を防ぐことができます。
また、セキュリティ性の高いVPNであれば、ダークウェブモニタリングや広告ブロック、ファイルプロテクション、キルスイッチ(万が一VPN接続が切れてしまったときの保護)が備わっています。
無料VPNもありますが、機能制限なく安全にフリーWi-Fiを利用するために有料VPNを利用しましょう。屈指のセキュリティ性能を誇る「NordVPN」でも月額500円程度〜利用でき、コーヒー2杯分で安心を買うと思えばずいぶんと安いものです。
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