TeamViewerの法人利用で選ぶべきプランとセットアップ方法
TeamViewer は、世界中の企業がリモートアクセスやサポートをおこなうために信頼を置くツールです。
法人向けプランでは、セキュリティや機能性を重視したさまざまなオプションを提供し、ビジネスの効率化を実現します。ビジネスに適切なライセンスを選び、コストパフォーマンスに優れたリモート環境を構築しましょう。
TeamViewerの法人向けプランの選び方
商用ライセンスの種類と価格
TeamViewer は、ビジネスのニーズに合わせた複数の商用ライセンスを提供しています。
以下は、それぞれのプランの概要と価格です。
料金プラン | 月額 | 年額 | 特徴 |
---|---|---|---|
リモートアクセス | → 3,083円 | → 3万6,996円 | 1 名のライセンス適用ユーザー 同時接続数 1 (チャンネル) 3 台の管理デバイス 無制限の接続元デバイス 3 台のデバイスに接続 (アドオン利用可能) 同時接続ごとに 3 個の同時セッション (タブ) Webによる技術サポート |
ビジネス | → 5,400円 | → 6万4,800円 | 1 名のライセンス適用ユーザー 同時接続数 1 (チャンネル) 200 台の管理デバイス 3 台の接続元デバイス 無制限の接続先デバイス 同時接続ごとに 3 個の同時セッション (タブ) お電話とWebによる技術サポート |
プレミアム | → 1万350円 | → 12万4,200円 | 15 名のライセンス適用ユーザー 同時接続数 1 (チャンネル) 300 台の管理デバイス 無制限の接続元デバイス 無制限の接続先デバイス 同時接続ごとに 10 個の同時セッション (タブ) 出接続レポート |
コーポレート | → 1万8,900円 | → 22万6,800円 | 30 名のライセンス適用ユーザー 同時接続数 3 (チャンネル) 500 台の管理デバイス 無制限の接続元デバイス 無制限の接続先デバイス 同時接続ごとに 15 個の同時セッション (タブ) 出接続レポート 入接続レポート 一括展開 |
※これらのプランは年間契約に基づいて自動更新されます
TeamViewer リモートアクセスやTeamViewer ビジネスは、個人ユーザーや個人事業主・零細企業向けのプランといえます。一方で、中小企業から大企業といった法人利用ではTeamViewer プレミアムまたは、TeamViewer コーポレートプランが最適なプランと言えるでしょう。
企業規模や必要な機能によって選択すべきプランは異なるので、それぞれのプランについての詳細をTeamViewer公式サイト にあるプラン比較表から確認すべきです。
TeamViewerを年間契約するメリット
TeamViewerの年間契約は、継続的なサポートと定期的な機能更新を提供します。
- コスト削減:年間契約により年間でかかる費用を節約できる
- 簡単な管理:ライセンスの移行や制御の引き継ぎが容易になる
- 割引価格:TeamViewerは年間契約を通じて割引価格を提供している
これらのメリットは企業が効率的にリモートアクセスを管理し、コストを抑えることができます。
無料プランと有料プランの違い
TeamViewerは個人利用のための無料プランも提供していますが、商用利用はできません。
個人向けの無料プランと、個人事業や法人向けの有料プランの主な違いは以下の通りです。
- 個人利用
無料プランは個人的なニーズに対応し、時間や料金の制限なしにリモートアクセスが可能になっている。 - 法人利用
有料プランは、ビジネスの要件に合わせた追加機能とサポートを提供。これには複数のライセンス、拡張されたデバイス管理、セキュリティ機能などが含まれる。
法人利用(商用利用)の場合、TeamViewerは法人プランへのアップグレードを推奨しています。
プランごとに提供しているサービスが異なるので、企業のニーズに最適なTeamViewerのプランを選択してください。
TeamViewerの法人利用におけるセットアップ
TeamViewerは遠隔操作ソフトウェアとして広く利用されており、法人利用ではセキュリティや効率性が重視されます。
以下に、法人利用におけるTeamViewerのセットアップ手順をわかりやすく説明します。
インストール手順とデバイス登録
まずは、TeamViewerの公式ウェブサイト から企業向けのインストーラーをダウンロードし、インストールが完了したらソフトウェアを開いて初期設定をおこないます。
デバイスを登録するときには、会社のポリシーに従い、適切なグループに分類してデバイス名を明確にすることが重要です。これにより後の管理が簡単になります。
インストール手順
- インストーラーを実行して、使用許諾契約に同意します
- インストールタイプを選択して「会社/商用」を選びます
- 必要に応じて高度な設定をおこない、インストールを完了させます
デバイスの登録
- TeamViewerを起動して「コンピューター&連絡先」リストにデバイスを追加します
- デバイスごとに固有のIDとパスワードを設定して、安全な管理をおこないます
アカウント作成と管理
TeamViewerのすべての機能を活用するためには、法人アカウントの作成が必要です。
アカウントを作成した後、管理者はユーザーを追加して、それぞれのアクセス権限を設定することができます。また、アカウント管理を通じてセッションの記録や監査ログの確認が可能になります。
アカウントの作成
- 公式ウェブサイトから「アカウントを作成」を選択します。
- 必要な情報を入力して、アカウントを登録します。
ユーザー管理と権限設定
- 管理者はチームメンバーをアカウントに招待して、適切な権限を割り当てます。
- ユーザーのアクセス権限を細かく管理してセキュリティを確保します。
複数デバイスへのアクセス設定
法人利用では、複数のデバイスに対するアクセスが必要になることがあります。
TeamViewerでは一括でデバイスを管理して、必要に応じてアクセスを許可することができます。これによりITサポートの迅速化やリソースの効率的な利用が可能になります。
デバイスグループの作成
- 「コンピューター&連絡先」リストでデバイスをグループ化します。
- グループごとにアクセス権限を設定して、管理を簡素化します。
一括アクセスの設定
- 管理者は、特定のグループに対して一括でアクセス権を付与することができます。
- 必要に応じて、個々のデバイスへのアクセス権限をカスタマイズします。
以上の手順に従ってTeamViewerをセットアップすることで、法人環境における遠隔操作のニーズに対応し、セキュリティと効率性を高めることができます。
TeamViewerの法人契約の手続き
TeamViewerの法人契約は、企業や組織がリモートアクセスやサポートを提供するためのライセンスを取得することです。
TeamViewerの法人契約の流れは、契約条件の確認、ライセンスの選択、購入手続き、および契約の更新に関する手続きを含む複数のステップから構成されています。
ライセンス購入の流れ
TeamViewerのライセンス購入の流れは、まずTeamViewerのライセンスアシスタントを使用して、ビジネスに最適なライセンスオプションを推奨してもらうことから始まります。
次に、選択したライセンスに応じてオンラインでの購入手続きを進めます。ライセンスを購入後、TeamViewerはライセンス管理に関連して個人データを処理することがあります。
契約条件と更新手続き
TeamViewerの契約条件には、初期契約期間および更新期間が含まれます。
契約の自動更新を避けるためには、初期契約期間または更新期間の終了の少なくとも28日前に、TeamViewerに対して書面で通知する必要があります。自動更新条項に関しては、一部の地域では無効とされることがあるので、契約条件を慎重に確認するようにしましょう。
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